「青焼き」は伝統的な建築用製図ですから。
そこは、ネクタイで首を絞め上げた堅い人達のテリトリー。
しかし「青焼き」は今後100%消えて行ってしまう印刷技術。
だからこそ、僕が切り撮るSEX描写を建築製図「青焼き」。
「BLUE PRINT」で出したいと決めたのです。
難しトライなのは百も承知の上でしたが、内容が内容なだけに何十件も断られました。
印刷が始まってから、上司がストップした工場もありました。
「君!何を考えてるんだ!帰ってくれ!」と罵倒された事もありました。
当然です。建築製図の現場で女性の裸やSEX描写を印刷するんですから…
「難しい」と理解していたからこそ、全く苦ではありませんでしたが、
そして、最後に。
絶対にやってくれなそうな堅そうな名前の会社に、
ダメもとでコンタクト。
もちろん、そこも、ネクタイ&社員IDを付けた会社でした。
しかし、担当の方もオペレータの方も、
「高田さんのアートに協力させてもらいますよ」と快く承諾。
僕を印刷所まで入れてくれ、色味を確認させてくれながら出力させてくれました。
金沢のショーも、横浜のショーも、もちろんロンドンで完売したブループリントも全てこの会社。
今回も、ショー3日前に入稿したにも関わらず、
200枚もの写真を社員総動員で印刷してくれ、
直接、BRICK HALLへ発送しギリギリ間に合わせてくれました。
僕のブループリントのショーはこの会社が無ければ出来ません。
ロンドンのカラーが「ロイヤルブルー」
AiのTattooを入れたINTOYOUのマネージャーの名前が「BLUE」
印刷してくれる会社名に「青」という文字。
そしてモデルAiの名前が「藍」。実際の青焼きは深い藍色…
バラバラだった全ての「点(偶然)」が、
遂に「線(必然)」となる瞬間。
11月25日。BRICK HALLで。
そんな藍い世界を体感して下さい。
http://whereisthebunny.blogspot.jp/2012/11/loveless-bysdntcry.html
http://www.youtube.com/watch?v=vQ0jgjVwTak&list=UU0S1rRXeJfsjMBaIijH2QWw&index=14&feature=plcp