2012/02/05

Status report.


イラン時間2月5日:11時20分頃。
撮影中に大規模な雪崩が発生。
ライダー高田はエスケープに成功し無事ですが、
麓のスキー場に下りた所で、警察に拘束、連行されていまいました。
カメラ機材を全て没収されましたが
私自身は連行されず、釈放されました。
高田はどこに連れて行かれたのかも分からない状況ですが、別れ際にこのブログのアップを
指示されましたので、この内容を高田にかわり発信します。

フォトグラファー:辻 和之

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イランのスキー場はまずスキー場自体が全て鉄格子で囲われています。
スキー場の入り口でまず警察官のチェック。
そしてゴンドラやリフトの乗り場にも警察官。
そして、同じく鉄格子のゲートを通りやっとゴンドラやリフトに乗車。
そして降り場にも警察官が常駐。スキー場全体が刑務所にような構造。
かなり狂ってる。
そして、スキー場内は全て撮影禁止。
撮影自体がイリーガル。僕達も何度もカメラのメモリーをクリアさせられました。

ちなみに、この巨大なスキー場を滑っているのは、イランでも本当に裕福な人達が数十人。というありえない状況。
そして、スキー場関係者やローカル達の間では「日本からプロライダーが来てるらしい」との噂が一瞬で広まり、しかも見つけやすい日本人2人。毎日、本当に色々な人が声を掛けて来ます。

飲酒が死刑のこの国。本っ当に一切のアルコールが存在しません。そりゃあ、死刑ですもんね(当たり前か)
が、しかし!いつものように笑顔で握手を求めて来たイラン人のおじさん。
カーゴパンツからチラ見せし僕に進めて来たのはウォッカ(おいっ!)
6日ぶりに給油出来た僕は一気に3800mのピークを目指す(分かりやすい)
晩ご飯はエッグプラントと豆料理。