2014/11/22

今朝、ロンドンのギャラリーから連絡が入り、
先日スタートしたウィンターショーで展示した僕の作品
1,250ポンド(24万円) の作品が売れたそうです。
僕の作品のスタート価格はロンドンとベルリンのギャラリーが決めるのですが、
それはギャラリーからのリアルな作品評価であり、その作品に初めて下される評価でもあります。怖。
子供の頃から。音楽とアートが好きで。
いつか、ロンドンのギャラリーに所属すること。
ロンドンのギャラリーに自分の作品を掛けてもらう事が夢した。
だから、今回ロンドンのコンテンポラリーギャラリー(インターナショナル)が、
僕の作品に1,250ポンドもの値段を付けてくれただけで感謝と感激でしたが、
その直後、その作品を購入してくれる方が訪れたという事にさらに感動です。
もちろん、15年前は、すごい大作を自らロンドンまで運んで300ポンドって頃もありました。それは運搬コストにもならないけど、それが僕の作品に対する世界の評価として受け入れ、もっと努力しなければ。と思い知らされ続けた時期もありました。
ファッションと同じく、本場ヨーロッパのアートシーンは、
当たり前ですが、日本のイベント感覚なショーとは全く異質です。
ヨーロッパのギャラリー(メゾン)はリアルに作品(洋服)を売って生活しているので、
日本のように、海外の有名ギャラリーに掛けた。トピックのある大きなショーをした。くらいでなんとなく評価されるような緩い世界ではありません。
当然の事ですが。ヨーロッパでは、
結果。売れなかった作家は、バッサリ次のショーには呼ばれません。
だから、僕は、毎回。
ロンドンやベルリンのギャラリーに作品を掛けたその瞬間から、
嬉しさと同時に、もし売れなければ…「次」呼ばれないかもしれない。
というプレッシャーに毎日殺されそうになりながら過ごしています。笑
でも、結果、この10年間。毎年。
ロンドンやベルリンのギャラリーに呼んで頂ける事は光栄であり、
アーティストとして永遠に終わらない精神戦を生き抜く鍛錬を続ける事が、
自分のプライドでもあります。
ふぅ。