2012/02/02

1st Attack

テヘランに到着した夜から一晩中猛吹雪で降り続いた雪。
朝起きたら快晴。始めて山の全景を見た。
写真は登り口から見える範囲。ピステンも入らない。
森林限界を超えたこの山には木が一本もなく、山全体が雪崩れそうだけど、
この山には神様がいるような気がする。

降雪の為、従業員が山に上がれず、スキー場自体がまだ動かず、
ウェイティングの状態で、コーヒーを飲みながらこのBlogを書いている。

あ、従業員のバスが到着!

イラン・ファーストアタック。
気を整えて。自分を信じて。ゆるやかに。

Friend Ship

家を出発して40時間後。
雪道を3時間半ドライブして、ようやくホテルの手前まであと5分。
が。しかし。ここに来てドライバーの兄ちゃんが「ランチ食べない?」と言い出す。
え?ここまで来てレストランでランチ?

僕たちをヘルプしてくれたドライバーのMehdi。
40時間以上の緊迫した移動の末に、イラン料理のオンパレード(最高に美味しい!)
しかもレストランの女の子達とビリヤードをする展開?
もう体力もも思考能力ゼロ。何でも来い!
結局、そのレストランにて2時間ビリヤード(もちろん全勝)
イランの女性はチャードルという黒い布を頭から足までかぶり、肌の露出はもちろん、
髪の毛も出しても、身体のラインが見えてもいけない。絶対に男性に触れてもいけない(握手さえNG)
彼女達もやはり日本人を見たのは始めてらしく、最初は厨房の奥で僕たちの事を観察していた女の子達が、
一人、また一人と店内に出て来て、照れながらも何ら変わらない普通の女の子らしくハシャいで。。
サインをお願いされたので、バニロウを描いたら大喜び。
別れ際に「イランと日本は友達」と真っ赤なかわいいハートのプレゼント。
何だか、少しほっとした瞬間。

写真は、40時間以上移動した末、2時間の激闘を制した限界ギリギリの笑顔?

旅は、計画以外の流れを掴むのが僕たちの勘。

Be Arrest

決死の思いで入国し、ドライバーと合流するも、街中が検問の嵐。
数々の検問をクリアし、やっと雪道まで到達。
ほんの少し安心した矢先、最悪の試練に直面。
日本人という事と、尋常ではないカメラ機材のお陰で、
小雪の降る中、近くの警察所に連行。
イラン人ドライバーの追力により、数時間の尋問の末釈放。
この国は想像以上に緊迫している。

とにかく先に進まなければ。