2016/05/07

アートで、ロンドンやベルリンやパリに挑戦し始めて20年。

2005年に初めてロンドンのギャラリーで個展を開催しMADBUNNYというアイコンを発表してから11年目。それから一年も欠かさずロンドンとベルリンをはじめとした海外でショーを開催する事が出来ていますが、僕にとっては、どのショーも当たり前の事ではありません。
毎回そうですが、今回のショーでさえも、
10年以上ロンドンやベルリンで僕の個展を毎年開催してくれる気心知れたギャラリーオーナーや、現地ストリートの顔役達(地元スケーターやミュージシャン、デザイナーや出版社、ギャラリーの並びの飲み屋から八百屋んおばちゃん達等)がオーガナイズしてくれますが、それは何年にも及ぶ膨大なコミュニケーションを費やし進めて来たプライドとリスクの証です。
日本では。一見、海外でアートショーや出版というと、、、
華やかなトピックとして感じられるかもしれませんが、
ヨーロッパのアートシーンは、日本より遥かに歴史のある世界なので、有名無名関係なく、一度でもショーで作品が売れなかったり人間性も含めたNGでもあれば、一瞬で、次はない=終わり。
日本とは比べ物にならない厳しいレベルの世界です。
だからこそプロのアーティストとしてロンドンやベルリンのギャラリーに所属し毎年現地で「個展」を開催したり「出版」をするという行為は、決して催し物(イベント)ではなく=必ず結果を出さなければならない。というドライなプロの世界なのです。
海外でショーを重ね、結果を出し続ける事で大きくなる期待感は本当に嬉しい評価ですが、それと反比例して(鍛えられるという意味で)僕の精神的恐怖感は増幅する一方でもあります。笑。
今回ツアー初日、ベルリンショーは僕にとって30回目の海外ショーであり、76回目の海外フライト(国内外のショーを含めると93回目のアートショー)となります。その中で沢山の経験をして来たからこそ、今僕が目指している目標やメンタルは更に前方にあります。
今回のショーも。何一つ当たり前の事なんてありません。
刻一刻と変化し続ける世界最先端の現場で活動出来る事に感謝し、
更に新しい深い経験をしながら挑戦し吸収して来たいと思います。
新作「BLANKET SHELTER」はモデルのRicoと4年間ベルリンで撮影(生活)した結晶。もちろんそこには、出版社や関係者の多大な理解や協力、信頼関係があってこそです。
毎回全開ですが。
今回のワールドツアーももちろん。
精一杯!勝ちに行きます!
ps / 各会場の詳細は後ほど。