2012/02/07

Status report


ご心配をお掛けした皆さまからのメールや電話連絡、
本当にありがとうございました

今回は、情勢も含めライダーの高田と共に数ヶ月準備してきました。
雪崩経験もある2人。今回も互いにプロ意識を高め慎重に撮影を進めて来ました。
幸いバックカントリーでしたので、他に誰かを巻き込む事はありませんでしたが、
これだけ大きな雪崩は麓からも確認出来る規模で、先に確保された私は、
警官にトランシーバーを破壊され、ナイフを突きつけられている状態でした。

私も高田も雪崩に巻き込まれなかっただけで奇跡ですが、
その瞬間、滑っていたのは高田なので、彼がトリガーとして連行、留置されました。

高田は先ほど釈放され、これから宿に向かうそうです。
カメラ機材も全て取り返したとの事で、ひとまず安心しています。
雪崩も、拘束も、命を取られなかっただけ幸せに思うと共に、
残されたスケジュールも十分に注意しながらトライし、
イランという国の「今」を伝えられればと思います。

この瞬間をメイクした彼のライディング写真。
残ってます!

フォトグラファー:辻 和之

2012/02/05

Status report.


イラン時間2月5日:11時20分頃。
撮影中に大規模な雪崩が発生。
ライダー高田はエスケープに成功し無事ですが、
麓のスキー場に下りた所で、警察に拘束、連行されていまいました。
カメラ機材を全て没収されましたが
私自身は連行されず、釈放されました。
高田はどこに連れて行かれたのかも分からない状況ですが、別れ際にこのブログのアップを
指示されましたので、この内容を高田にかわり発信します。

フォトグラファー:辻 和之

Like a JAIL

イランのスキー場はまずスキー場自体が全て鉄格子で囲われています。
スキー場の入り口でまず警察官のチェック。
そしてゴンドラやリフトの乗り場にも警察官。
そして、同じく鉄格子のゲートを通りやっとゴンドラやリフトに乗車。
そして降り場にも警察官が常駐。スキー場全体が刑務所にような構造。
かなり狂ってる。
そして、スキー場内は全て撮影禁止。
撮影自体がイリーガル。僕達も何度もカメラのメモリーをクリアさせられました。

ちなみに、この巨大なスキー場を滑っているのは、イランでも本当に裕福な人達が数十人。というありえない状況。
そして、スキー場関係者やローカル達の間では「日本からプロライダーが来てるらしい」との噂が一瞬で広まり、しかも見つけやすい日本人2人。毎日、本当に色々な人が声を掛けて来ます。

飲酒が死刑のこの国。本っ当に一切のアルコールが存在しません。そりゃあ、死刑ですもんね(当たり前か)
が、しかし!いつものように笑顔で握手を求めて来たイラン人のおじさん。
カーゴパンツからチラ見せし僕に進めて来たのはウォッカ(おいっ!)
6日ぶりに給油出来た僕は一気に3800mのピークを目指す(分かりやすい)
晩ご飯はエッグプラントと豆料理。

2012/02/04

Good Morning!


朝食を一緒に食べたイランの少女。凄く瞳がキラキラしていて照れ屋さん。嬉しい朝食をありがと。
山の中腹のキャビンにいるワンコ。パパとママとこの子の3匹で山の見張り番。とっても人懐っこい。

山の中腹より下の地点でこの景色。

イランの山の頂上に一人ぼっち。

2012/02/03

Best support for me!

イランのスキー場は重機や設備が整っておらず、大雪が降ったら危険過ぎるという理由で、全ての山がクローズしてしまいます。
この山の全てのオペレーションとメカニックを担当するボスとミーティング。

なんと、僕達の為だけにキャットを起動!更に上まで運んでくれるという、ありえない展開。
全ての山がクローズなので、今、この山に、僕とカメラマンとキャットのオペレータの3人だけ。

とにかく、毎日がトライの連続だけど、イランの人自体はとても明るく、
この危険な山に始めて来た日本人2人をとても親切にサポートしてくれる。
僕にとっては、既に最高の聖地。

2012/02/02

1st Attack

テヘランに到着した夜から一晩中猛吹雪で降り続いた雪。
朝起きたら快晴。始めて山の全景を見た。
写真は登り口から見える範囲。ピステンも入らない。
森林限界を超えたこの山には木が一本もなく、山全体が雪崩れそうだけど、
この山には神様がいるような気がする。

降雪の為、従業員が山に上がれず、スキー場自体がまだ動かず、
ウェイティングの状態で、コーヒーを飲みながらこのBlogを書いている。

あ、従業員のバスが到着!

イラン・ファーストアタック。
気を整えて。自分を信じて。ゆるやかに。

Friend Ship

家を出発して40時間後。
雪道を3時間半ドライブして、ようやくホテルの手前まであと5分。
が。しかし。ここに来てドライバーの兄ちゃんが「ランチ食べない?」と言い出す。
え?ここまで来てレストランでランチ?

僕たちをヘルプしてくれたドライバーのMehdi。
40時間以上の緊迫した移動の末に、イラン料理のオンパレード(最高に美味しい!)
しかもレストランの女の子達とビリヤードをする展開?
もう体力もも思考能力ゼロ。何でも来い!
結局、そのレストランにて2時間ビリヤード(もちろん全勝)
イランの女性はチャードルという黒い布を頭から足までかぶり、肌の露出はもちろん、
髪の毛も出しても、身体のラインが見えてもいけない。絶対に男性に触れてもいけない(握手さえNG)
彼女達もやはり日本人を見たのは始めてらしく、最初は厨房の奥で僕たちの事を観察していた女の子達が、
一人、また一人と店内に出て来て、照れながらも何ら変わらない普通の女の子らしくハシャいで。。
サインをお願いされたので、バニロウを描いたら大喜び。
別れ際に「イランと日本は友達」と真っ赤なかわいいハートのプレゼント。
何だか、少しほっとした瞬間。

写真は、40時間以上移動した末、2時間の激闘を制した限界ギリギリの笑顔?

旅は、計画以外の流れを掴むのが僕たちの勘。

Be Arrest

決死の思いで入国し、ドライバーと合流するも、街中が検問の嵐。
数々の検問をクリアし、やっと雪道まで到達。
ほんの少し安心した矢先、最悪の試練に直面。
日本人という事と、尋常ではないカメラ機材のお陰で、
小雪の降る中、近くの警察所に連行。
イラン人ドライバーの追力により、数時間の尋問の末釈放。
この国は想像以上に緊迫している。

とにかく先に進まなければ。

2012/02/01

UNTRUCKED

Arrival in Iran!!!

最悪です。。別室に連行、、入国拒否。。。か。。。
2時間半の取り調べの後、全機材含めイランへの入国成功!!!
SIMカードもゲット。あとは決めるだけ!

Cheers!!!!!!!

モスクワを立つ前に最後のアルコールを注入。
2人合わせて120Kg以上の機材と荷物で最後のトライ。

2012/01/31

Moscow


モスクワにてミーティング。

2012/01/30

Trust myself!!!


本当に沢山の人の気持ちを頂きました。

イランの情勢の悪化に伴い、銀行の凍結も悪化。
出発のこの瞬間まで送金が出来ず、
無事、入国出来ても、車も無ければ宿もない状況下。

Blogの更新があれば元気に生きてるという事で、

入国拒否さえされなければ、
必ず!

Enjoy my Life!!!

Talisman from my Diva.


イラン出発直前。Yuko-Kat(lloy)から速達の小包。
中身はなんと、Yukoちゃんの手作りのお守り。

Travellingのカードと2人で脳内旅行したバーでフワフワ浮かんでた風船の写真と...メッセージ。
駅のエスカレーターの真っすぐ真ん中で僕を待ってくれてたYukoちゃんの第一声は、
「始めて会ったんじゃないよね?」だった。

本当にありがとう。
帰る目的をありがとう。

ベルリンにて待つ★

2012/01/28

Our Professional Pride!


ギリギリ。
本当にギリギリで、イランに向けたMADBUNNYモデル(READY MADE 2013)が完成しました。
きっと、工場長はじめ、現場の職人の方々も徹夜で無理し懸命に間に合わせてくれた僕の板。
宅急便では間に合わないので、オガサカの工場へ行き工場長から直接手渡しで。

僕の命を乗せる板。

いよいよ、自分の自信ではどうにもならない時は、
この世界に一本しかない板に追力してくれた全ての人の気持ちが、
僕の背中を押し守ってくれると信じています。

全ての関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

2012/01/27

KAMERA


イランに向けての機材を厳選。+ 捨てても没収されても良い5DMKIIとレンズ。
問題は、これだけの機材を持ってスパイ容疑を掛けられず現状のイランに入国出来るか。
今回は2人旅。もし一人捕まれば一人旅。何があってもキメなければ。

2012/01/26

Brotherhood!!!




大阪初となる合同展示会「PALETTE」が大盛況で終わりました。
盟友であるブランド。REDI、DORCUS、UG.を融合したブースには終日沢山のディーラー様やライダー達が来てくれました。
今回、企画、協力して下さった皆様、ご来場下さった全ての方へ、心からの感謝を申し上げます。

2012/01/25

TRAVELLING


Yuko-Kat (lloy)とミーティング。

到着して「ミーティングの前に、イランから無事帰ってこれるように、お参りに行こうよ」と、
Yukoちゃんの温かい心使いにより、肌を刺す寒さの中、2人、浅草寺でお参りデート。
このタイミングでこの人との出会いに必然と感謝を感じ、
イラン行きで張りつめていた緊張が和らいだ気がした。

ミーティングはヨーロッパのパブのような佇まいに浅草の温かさを感じるかわいいバー。
深く柔らかなソファーで、ギネスを飲みながら、、、
そこは、お互いの表現手法やジャンルは存在せず、2人の感性だけで繋がる感覚と不思議な時間。

この人の感性と声。その存在自体に、僕もまたプッシュされ、
お互いのリズムを感じながら、新しい世界を目指そうと思う。

PS / 雲の話は鳥肌が立ったよ。

2012/01/23

facebook


登録だけして、数年間使わなかったfecebook(友達は20人程度(笑)でしたが、
その存在を公表してから6日間で登録が400人以上になりました。
半分以上が海外からのオファーなので、嬉しくもあり感動しつつも、多少、驚いています。

fecebookはフォトグラファー/アーティストとしての日常写真のアップで、
このBlogは自分の近影を発信する場としてセパレートしています。

もし、僕の写真やMADBUNNYを愛してくれている方であれば、
誰でも楽しめますので、お気軽に「いいね!」を宜しくお願いします。

keep in touch!!!

fecebook : 高田 昭義